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ノリット・ジャポン株式会社

自社流通事業、販促支援事業、商品開発・調査マーケティング支援事業
秋田市山王五丁目14-2 山王土地ビル2F

秋田の食の魅力をデザインし、全国へPRする

2009年7月、「ノリット・ジャポン」というユニークな名前の会社が秋田市で産声を上げた。社名は創業時の2人のスタッフ、代表取締役社長の菅原久典さんと専務取締役の伊藤俊樹さんの名前がベースになった。当初はノリット・ジャパンだったが、設立登記の直前にジャポンに変えたというエピソードがある。

 

起業への思いが芽生えたのは、菅原社長が高校時代のとき。「家業は味噌や醤油などの醸造業を営んでおり、その影響もあって、ビジネスや商売に惹かれていた」と振り返る。食べることが好きで、もともと食に興味があった。上京後、秋田の食材や料理の美味しさを実感する機会が増え、秋田の食にも興味が出たので調べてみたところ、食材や商品の発信がまだまだ足りないのではないかと感じた。「だとすれば、そこを切り口にして何かできるのではないか」この考えが、起業へとつながっていく。

 

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 「地方を広告する」をテーマに創業して3ヶ月後、

秋田の食品を全国へIMGP5598売り込む販路akitazuraritopとして 通販サイト「秋田ずらり」を開設し、サイト運営と並行して、食品パッケージデザイン制作やWeb制作などにも取り組んだ。同社が手掛けるデザインには、余白を活かしたシンプルさのなかに、印象的なイラストや写真を配置した芯の強さをイメージするのが特徴だ。「当社としては、売れるためのデザインを考えて作っている。一方、食品などのメーカーさんにしてみれば、人生をかけて自社商品を作っている。だからこそパッケージ制作を行う弊社も全力で作り上げていく責任がある」と菅原社長。話す言葉にも熱が入る。

 

少しずつ、組織が強くなってきた

 起業からずっと全力でやってきた。そうしたなかで2年前、会社組織の強度が上がったと実感する出来事があった。営業やデザイナー、商品開発など、それぞれの部署を任せられる人材がおり、スタッフの充実に伴い、売り上げも利益も見込みができるようになった。これまでは会社が傾かないようにすることだけを心配していたが、少しずつ、やりたい事業ができるようになったという。

 

 

UMAMY画像2014年4月には、自社ブランド「UMAMY(ウマミー)」を立ち上げ、第一弾となる「比内地鶏ガラスープの素」を発売した。比内地鶏やしょっつる、秋田県産ネギなどを使用した同シリーズでは「和風さかなだし」「ねぎ油」「コンソメ風野菜だし」と旨味を引き立てる調味料を幅広く展開し、本年はインスタント食品「比内地鶏ラーメン」もデビューさせた。2015年4月には、雄和トールケーゼ組合が運営してきた食品加工場を継承し、自社工場として再スタート。秋田県生乳を使用したソフトクリームミックスやチーズ、バター、それらを使用したスイーツブランドの立ち上げ、UMAMYブランドやレトルト品などの製造・開発をさらに進めていく構えだ。

飲食店部門では2015年1月、秋田市川反に「肉バル NORICHANG(ノリチャン)」(秋田市大町5)を開業した。ブランド牛「かづの短角牛」や、ブランド豚「八幡平ポーク」など県産食材を楽しめるバル形式のレストランで、スポーツなどのイベント会場にも積極的に出店している。

 

「北前船ずらり」構想の実現へ全力

 同社は経営理念に「社会的な責任を全うせよ」「常に自己変革をし続けること」「感動を創造できる人間を目指す」の3点を挙げている。地方の食をどう伝え、どのように流通させていくかを主眼におき、自社ECサイト運営による秋田県産品のインターネット販売や卸販売、県内外の食品メーカーのパッケージデザインやウェブサイト制作、飲食店経営や自社ブランドの食品製造・販売を大きな柱として活動している。

 

昨年、5カ年の事業計画を立てた。2019年までの主な計画は3つ。飲食店を全10店舗(県内2店舗、県外8店舗)にすること。自社工場のポテンシャルを引き上げフル稼働させること。そして自らの活動範囲を広げ、地方産品売り込みと地域プラットフォームの確立を目指す「北前船ずらり構想」だ。

 

北前船とは江戸〜明治時代にかけて、日本海と瀬戸内海で活躍した商船。北海道や秋田、山形、石川、山口などの瀬戸内海の町と、大阪を結んだ航路をモチーフにした同事業では、地方の食の流通拡大を大きな目標としている。

 

各地方が首都圏へと一方通行するよりも、それぞれの点をつなげるように連携してブランドを作り、販売をしていく。その連携は販売に限らず、製造技術や食材といった分野にも広げる。その足がかりとなるのは、各地域の商品を売るECサイトだ。現在は隣の山形県への進出を計画しており、6年間の業務で蓄えてきた「秋田ずらり」のノウハウを活用して「山形ずらり」の開設を目指している。その後は新潟、石川とつなげていく。

 

北都銀行とのつながりができたのは2010年頃。高校の先輩にあたる行員との交流がきっかけとなり、親交を深め、クライアントの紹介を受けたりもした。現在は秋田駅前支店と取引があり、事業への協力など良好な関係にある。

「北前船ずらり構想」においては、当行を通じて荘内銀行との関係を築き、山形進出への足がかりとしている。年度内には「山形ずらり」の開設を目指し、新潟、函館、京都なども視野に入れている。

社長は「北都銀行の行員は、言いたいことを言い合え、本音で付き合える『気さくさ』が大きな魅力。コミュニケーションを通じて信頼関係が生まれていく」という。

 

時間をかけて、大きなことに取り組んでいきたい

 落語が好きで、寝る前に聞く。なかでも、柳家小三治さんの落語が好きだという。落語と出会ったのは社会人になってから。単純に面白いところに惹かれているが、その長い歴史を紐解いていく楽しみも感じている。

 

企画を思いつくのは、人と話す時が多い。「人と会ってお酒を飲みながら、様々な人の発言を聞く機会がある。それまではよく知らなかった北前船も、誰かが言ったことを掘り下げて調べた結果でもある。以前は「東北ずらり」を考えていたが、構想がいっそうの広がりをもつようになった」という。

 

秋田の食品のよさは、食品業界のバイヤーなどにも知られている。ただ、品物の安定供給などの流通の課題や、価格設定などで波に乗り切れていないという。その部分を、10年20年かけてよくしていきたいと菅原社長は語る。伊藤専務と2人で立ち上げた同社のスタッフは、7期目にあたる2015年現在、約25人になった。「焦るほど、まだまだやりたいことがあふれている」という菅原社長の夢は、秋田を拠点に、どこまでも広がりを見せていく。

NJメンバー

今回の取材に関し、菅原社長はお若く、精力的で、やる気が十分窺えるお話しだと思います。
ノリット・ジャポン様が掲げる「北前船ずらり構想」から県内のみならず、北陸地方まで視野に入れた経営構想は当社発展のためには重要な施策であると認識致します。
北都銀行としてもメイン行としてノリット・ジャポン株式会社様発展のために、様々なサポートをして行きたいと思っております。
2015年12月 秋田駅前支店長

社 名  :  ノリット・ジャポン株式会社
代 表  :  代表取締役社長 菅原 久典
住 所  :  秋田市山王五丁目14-2 山王土地ビル2F
取引支店 :  秋田駅前支店
URL  :  http://www.norit.jp/
業 種  :  自社流通事業、販促支援事業、商品開発・調査マーケティング支援事業

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