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小玉醸造株式会社

秋田の心を醸す伝統の醸造元
潟上市飯田川飯塚字飯塚34番地の1

100年企業。地域を牽引した創造力。

商品写真

明治12年創業。県内でも珍しい100年企業である小玉醸造株式会社では伝統を守りながら、卓越した技術を伝承し潟上市飯田川飯塚の地場産業として長い歴史を地域と共に歩んできた。
今般は秋田県酒造組合会長も務める代表取締役社長の小玉真一郎氏に、その長い伝統を踏まえ100年企業の歴史を紐解いて頂いた。

当初は味噌と醤油を仕入れて販売を行っていたが販路開拓に成功したことと、本社所在地である飯田川飯塚の肥沃な大地から育まれる米、大豆が醤油、味噌を作るのに最適であったことから自社製造を明治12年から開始した。
明治40年には事業の拡大とともに小玉合名会社として法人化し、大正2年に酒の製造販売を開始。昭和60年に小玉醸造株式会社と株式会社化し現在に至るまで小玉一族のファミリービジネスは同地の発展と共に展開されてきた。創業者である小玉久米之助と5人の子供、孫2人を加えて創業した小玉醸造では、それぞれ役割を分担し事業の拡大を行ってきた。

5人の息子たちは歴代社長
長男 友吉 経営全般(現社長の曽祖父)
次男 三蔵 秋田支店長(現営業部長の曽祖父)

三男 貞治 味噌醤油の製造担当
四男 晟吉 営業と総務 (現総務課長の祖父)
五男 確治 酒類製造 と担当した。

従業員の雇用については一族のみならず地元、飯塚の住民によって多く構成され昔から地元雇用を最優先にしている。親子2代で働く従業員も多い。同社の地域に対する思いはことさら強く
「この地域で創業、この地域でつくり、この地域で販売。この地からは離れられない。」と地域に深く根差している。
当初、当地には最寄りの金融機関がなく、より近場に金融機関があることが地域住民の生活の発展に寄与すると考えた友吉氏は、飯塚に銀行を誘致しようと羽後銀行(現北都銀行)に働きかけた。羽後銀行は申し出を受諾し同社敷地内に出張所を開設。現北都銀行、飯塚支店として発展してきた。同社とは今年で70年の取引となる。その他、郵便局、羽後飯塚駅の誘致と各種インフラ事業にも尽力し地域住民の生活の基盤を支え、地域の発展に全力で取り組んできた。その中でも金融機関ができたことは地域の発展の為に必要不可欠だったと語る。同地区において「会社に行ってくる」と言えば小玉醸造のことを指し、地域の発展とは切り離せない存在であった。
毎朝、同社の朝礼では現社長の小玉氏が考案した会社理念が全ての社員によって唱和されている。
「1, 私たちはお客様の満足を喜びとします。」
「2, 私たちは業界最高の品質を作り出します。」
「3, 私たちは新しいものに挑戦し古い物を大切にします。」
「4, 私たちは日本文化、地域文化を大切にします。」
長い期間、地域を見つめ、企業全体で地域と共に発展を目指す姿は、創業当時から脈々と変わらぬ熱い思いが受け継がれている。

 

太平山、地域の中心となり
地域と共に、海外を席巻。

そうした変わらぬ思いと変革へ挑戦する新しい取組は主力商品にも活かされている。
真一郎氏が社長に就任したのは平成9年。それまでは主力商品の清酒、太平山。ヤマキウブランドの味噌、醤油の製造とキリンビールの卸売業を主要事業としていたが、平成12年にキリンビールの特約店契約を返上し製造事業に特化している。
従前より売上の比率においては清酒50%、味噌40%、醤油10%にて計上。販売地域においては清酒が秋田県内50%、県外と海外に向けて50%の売上。味噌、醤油は9割が県内にて販売。秋田県内での味噌製造の4割は同社が担っている。
清酒製造において同社は現存する技法の中でもっとも伝統的な『生酛』での製造にこだわっている。もっとも伝統的な製法であるが、もっとも大変な労働を必要とする為多くの蔵元では敬遠される手法である。しかしながら日本文化の伝承も目的とする同社では生酛作りに徹底的にこだわり製造している。そうしてできあがった生酛や吟醸は秋田県内のみならず日本国内に多くのファンを持つ。また社長はインタビューの前週にモスクワにて商談。ニューヨーク、トロント、バンコクと海外販路も次々に開拓している。
海外では昨今クールジャパンにて注目されている背景を追い風に清酒をメインで出荷している。同社は国内外の品評会にて数多くの受賞歴を誇っているが、最近では世界最大規模・最高権威のワイン・コンペテションIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)にて秋田流低温長期発酵で醸し出された大吟醸の傑作、太平山 大吟醸 壽保年がゴールドメダルに輝いた。大吟醸ならではの華やかな香り、淡麗にしてまろやかな味わいは金賞受賞蔵としての技術と情熱をもれなく注ぎ込んだ珠玉の一品である。
また味噌製造では新たな販路を求め、県外への味噌の販売市場を開拓していくことが重要だと語る。醤油は地域性による多少の差異はあるが差別化が難しい。比べて、味噌は地域性による特色が大きく、独自色を重視した新たな市場開拓が期待できると言う。
秋田県内では朝、昼、晩と味噌汁を習慣的に食するが、都内等では食事の和食離れを背景にあまり食されていない。大事な日本文化である味噌食を再度、日本に浸透させる為に味噌・醤油のヤマキウブランドのプレミアムブランドである玉屋ブランドを本年は開発した。伝統的な味噌製造からインスタント味噌汁と伝統を守りながら革新を続ける同社の姿勢は全ての商品から見て取れる。 

受賞歴

 

 

秋田の心を醸し、
いにしえの文化を今に伝える醸造元。

伝統的でありながら革新を重んじる同社の社長の毎日は

非常に忙しい。こだま社長写真

来年還暦を迎えるとのお話であったが、ネガティブな印象は一切感じられない。優しい物腰と丁寧な口調。そして瞳の奥に熱い思いを宿していた。そんな社長にとって、いつも心に留めている言葉がある。大正12年に建てられ国の重要文化財にも指定された社長宅が社屋の近くにあるが、自宅に飾ってある額縁にその言葉は書かれている。
「成功急ぐべからず。準備おこたるべからず。」
先々代、先代と小玉家に代々受け継がれてきたものだと言う。何度もたたきこまれた言葉。大事にしたいきたいと語られた。地域をみつめ、地域と共に発展を遂げてきた同社は地域の中心となり秋田伝統を未来、世界に繋げる橋渡しとなっている。

 

 

明治12年創業、その歴史は135年と北都銀行の120年、飯塚支店の70年をはるかに上回ります。平成12年からのモンドセレクション金賞連続受賞、IWCゴールドメダル獲得とその品質は国内外の折紙つき。地域への熱い思い・古くからのこだわりを持ち続けながら、独自の海外販路開拓など新しい事へ積極的にチャレンジし続けるその姿勢に共感し、同じ地域で商売をさせていただきながら学ばせていただいています。

社 名  :  小玉醸造株式会社
代 表  :  代表取締役社長 小玉真一郎
住 所  :  潟上市飯田川飯塚字飯塚34番地の1
取引支店 :  飯塚支店
URL  :  http://www.kodamajozo.co.jp
業 種  :  秋田の心を醸す伝統の醸造元

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