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株式会社日誠工業

煙突の設計・施工・監理
秋田県潟上市昭和乱橋字大籠49

秋田県を南北に走る交通の大動脈、国道7号線の秋田市と潟上市の境目に、株式会社日誠工業が本社を置いている。煙突の設計・施工、プラント配管工事のプロ集団として高い評価を得ており、クライアントの約90%が県外にある。秋田で作られた同社の製品は国内外へ旅立ち、現地で活躍している。

創業者の菅原社長は秋田市出身で、地元での起業も検討したが、諸条件に適した潟上市を選択した。「昭和男鹿半島インターチェンジも目と鼻の先で、秋田空港とのアクセスもいい。交通面では、秋田市と変わらない利便性があります」という。

 

時代背景の変化を見抜き起業

IMGP6506菅原社長はそれまで、同業他社で製造業に携わっていたが、現場で働いている人達にもっと給料をとの思いより、平成14年1月に日誠工業を立ち上げた。

同社が煙突製造を主要業務にしたのは、菅原社長が時代の要請を見抜いたからだった。昭和から平成にかけて、煙突製造の主流が職人の減少にともない、従来のRC(コンクリート)から鉄鋼に変わってきていた。当時の主な元請けには、プラントメーカーや大手ゼネコンが挙げられ、設計・施工は煙突メーカーが担っていた。しかし、他の多くの煙突メーカーは鋼製煙突に関するノウハウを持っていない実情があった。ここに、鉄鋼の扱いに長けていた菅原社長がビジネスチャンスを見出した。まず一社との契約を確保すると、紹介を通じて徐々にクライアントを増やしていった。

 

常に業務改善に取り組む

同社では、工場の運営方針に「1.安全に 2.より正確に 3.より美しく 4.より早く」の4項目を挙げている。同社での一般的な煙突を一本製造するのにかかる期間は1〜2ヶ月で、これは他社よりも早い。製造の正確さは当然のことで、今は仕上がりの美しさも求められる。そうした総合的な早さを実現しているのは、業務改善への不断の取り組みだ。菅原社長は1日に最低3回は会社の敷地や工場内を巡回し、進捗状況や工程管理と合わせて、スタッフにとってよりよい現場の構築を検討している。「ものづくりのためのよりよい環境を徹底的に考えて、工場内のレイアウトなどをどんどん変えています。そうした点では、弊社はまだまだ伸びしろがあると思います。スタッフが気付く場合もあって、すべてに改善できることがあるんです」

同社の創業メンバーでもある取締役管理部長の神馬さんは、菅原社長の働きぶりについて「工場のレイアウト変更や敷地の有効活用などを思いつき、すぐ取り組む。そんな大胆な発想と実行力をお持ちだと思います」と話す。

 

菅原社長(左)と神馬部長
菅原社長(左)と神馬部長

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同社は、営業職の専業スタッフを置いていないのも大きな特徴だ。製品の評価が業績となり、次の仕事に結びつく。「そういう点では、ひとつひとつの仕事が勝負になります。自社を売り込む営業マンがいない分、諸手続きが簡略化されて製造スピードが上がり、さらに製品の価格を抑えられる。これが弊社の最大の武器ですね」と菅原社長は話す。もちろん、安さだけでは業績は伸びない。専門スタッフを置いて、厳しい基準に基づいた品質管理を行っている。中間検査や自主検査を経て、工程の最終段階では、レントゲンや超音波などによって製品を壊さずに異常を点検する非破壊検査を行う。そうした検査をしっかりやることで、高品質の製品を送り出している。

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人材を育てて会社を強くする

菅原社長は人材育成にも重点を置いている。前述した工場内のレイアウト変更に加え、適時スタッフの配置換えをして、作業内容に応じた経験値を上げるとともに、マンネリ化を防いでいる。

「私たちが目指すのは、なんでもできる『多能工』です。弊社の業務は、製品に共通部分が多くても、まったく同じものを製造しているわけではないので、自動化をすることができません。出張などの不在を別のスタッフがカバーすることで、作業を進められます」

溶接や鉄工、クレーン操作、組立といった資格取得にも力を入れており、資格を取得したスタッフが周囲に知識や技術を伝え、全体の底上げを図る企業風土もある。溶接技術の競技大会に出場して入賞したスタッフもおり、職人としての力を伸ばしている。

 

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海外旅行で息抜きを

菅原社長の主な業務のひとつに見積作成がある。大切なクライアントからの見積依頼は、年間約600件にもなる。また、製品の輸送コスト削減と、スタッフの負担をできるかぎり軽くするため、自らトラックを運転して県内外に向かうこともあるという。

そんな多忙な日常から離れるためのリラックス方法は、海外旅行。旅の日々を楽しみながらも、先々で得られるものがあり、フランスやイタリアなどのヨーロッパは、文化的な背景で参考になるという。「たとえば日本は、建物が老朽化すると新しいものに立て替えてしまう場合が多いが、ヨーロッパは数百年前の古い建物を補修しながら使い続けている。そのような、ものを大切にする姿勢には、学ぶところが多いと思います」

 

「縄文炎」
「縄文炎」

 

 薪焚き調理ストーブ「縄文炎」

同社では、鉄工に関する高い技術により、一般家庭向けの薪ストーブ「縄文炎」も製造している。このストーブは暖房機器でありながら、上部炉がバーベキューやくん製などの調理にも使えるため、家庭内で1年を通じて活躍する。

 

 

 新しい組織を目指し歩みを進める

案件が増えるとともに、スタッフの残業時間も増える。こうした状況を深慮して、今後も成長を持続していくための最善の方策を考えている。「弊社のスタッフは本当に真面目に働いてくれています。だからこそ、彼ら自身の生活も大切にしてもらいたい。私は代表として、より利益を上げられる鉄工所を目指して、社員に還元したいんです」と意気込みを話す。

社長室へ訪問すると最初に目に入るのが、会社方針に掲げている「誠実に思いやりをもって 秋田発 全国区」と書いたプレートです。
常にクライアント様の立場になり、いかに満足していただける製品を早く納入できるかを追求していることが会話の中から感じ取れます。また現状の製品に満足することなく海外へ赴き見学してくるなど勤勉かつ探求心旺盛なところが他社との差別化につながり秋田発、全国区になった所以だと実感しています。
今後もメイン行として株式会社 日誠工業様の発展のために様々なサポートや情報を提供して行きたいと思っています。
2016年1月 土崎支店長

社 名  :  株式会社日誠工業
代 表  :  代表取締役 菅原 進
住 所  :  秋田県潟上市昭和乱橋字大籠49
取引支店 :  土崎支店
URL  :  http://akita-nissei.jp/
業 種  :  煙突の設計・施工・監理

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